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ターゲティングでマスターしておきたい7つのフレームワーク&テンプレート

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ターゲティング-eye-catch

この記事のでわかること

マーケティングやプロモーションの企画書に必ず登場するターゲティング。
こちらの記事で、ターゲティングを一目でわかりやすく説明できる、7つのフレームワーク&テンプレートを紹介しています。

この記事を読むと、説得力のあるマーケティング資料を効率的に作成することができます。

ぜひ、ご活用ください。

 

執筆者の紹介

 

「ターゲットのページ、ちょっとわかりずらくない?」の反応にとまどう人はたくさんいます

みなさんは、プレゼンテーションなどのターゲティングの説明で何か工夫されていることはありますか?

いつも同じフォーマットでマンネリしているなんてことはありませんか?

「そう言えば、ちょっと飽きられている感もあるかも......」と、お感じになられた方、結構、たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

でも大丈夫です。
実は、ターゲティングの見せ方は、みなさんが思っている以上にたくさんあります。
それをうまく使い分ければ、プレゼンテーションのパフォーマンスがかなりアップします。

さらにテンプレートのラインナップを複数持っておくことで、プランニングに幅を出て、どんなジャンルやテーマのプランニングの依頼が来てもすんなり対応できるようになります。

この記事で、マーケティングやプロモーションなど、さまざまなジャンルやテーマの企画書に活用できるターゲティングのテンプレートを6つまとめて紹介します。
また、それぞれのテンプレートの作成方法や活用方法のコツについてもわかりやすく解説します。

ぜひ、ご活用ください。

この記事のメリット

  • 7つのターゲティングテンプレートを自在に活用することができるようになり、プランニングやプレゼンテーションの幅が拡がります。
  • テンプレートの使い方を習得することで、企画書作成の効率が大幅にアップします。
  • プランニングのジャンルやテーマにマッチしたターゲティングのテンプレートを選択することで、プランニングのクオリティがアップします。
  • このフレームワークは、日常の打ち合わせなどでも活用でき、あなたの印象がより論理的になります。

 

ターゲティングとは

まず、ターゲティングについておさらいしましょう。
こちらは、市場をセグメンテーションでグループ化し、そこからターゲットとなるユーザーを絞り込んでいくながれを表しています。

ターゲティング

ターゲティングは、市場を特的の基準でグループ化(セグメンテーション)し、そこからマーケティング活動のもっとも望ましい対象(ターゲット)を絞り込み、設定することを指します。

 

【ターゲティング】7つのフレームワーク&テンプレート

  1. ピラミッド
  2. スライド
  3. パネル
  4. ブロック
  5. マップ
  6. サークル
  7. プロセス

ひとつづつ解説していきましょう。

 

ターゲティングのフレームワーク&テンプレート①【ピラミッド】

ターゲティングフレームワーク&テンプレートピラミッド

ピラミッドは、ターゲティングにおいて最もポピュラーなフレームワークです。

上からプライマリーターゲット、セカンダリーターゲット、ターシャリ―ターゲットと優先順位を付けて配置します。

ターゲットの呼び方は、メインターゲット、サブターゲットとか、1stターゲット、2ndターゲットなど、プレゼンテーションの相手に馴染みやすい名称を選択してください。

ピラミッドの横には、属性、出現ボリューム、ペルソナ情報などを記載し、ターゲットを具体的にイメージできるようにます。

  • メリット
    多くの方が、一度は見たことや、使ったことがあるフレームワークなので、誰に対しても、馴染みやすく、わかりやすい印象を与えることができます。
  • デメリット
    ポピュラーである反面、ありきたりな印象をあわせ持ち、新規性が感られないというデメリットがあります。
    また、ピラミッドの図形の構造上、プライマリーターゲットが一番小さくなるので、サイネージなどでプレゼンテーションをする場合、プライマリーターゲットを強く打ち出せない場合もあります。

 

ターゲティングのフレームワーク&テンプレート②【スライド】

ターゲティングフレームワーク&テンプレートスライド

スライドは、テクニカルな印象を与えるフレームワークで、技術系やIT系などのプレゼンテーションでよく活用されています。

記載するターゲットの数が多くなる場合に、前述のピラミッドを使うと、ドキュメントが細かくなって、フォントの級数も小さくなってしまいます。
そんな時、スライドを活用すると、わかりやすく大きなフォント級数で表現することができます。

スライドの上からプライマリーターゲット、セカンダリーターゲットと、優先順位ごとに配置します。
スライドの横には属性、出現ボリューム、ペルソナ情報などを記載し、ターゲットを具体的にイメージできるようにしましょう。

  • メリット
    ターゲットの数が4つ以上になる場合など、ドキュメントの情報量が多くなる時に、シンプルかつスタイリッシュな表現でわかりやすく説明することができます。
    スライドの形状が画一的で面積が大きいので、フォントの級数を大きくすることができ、読みやすいドキュメントを作成することができます。
  • デメリット
    スライドの形状が画一的であるため、ターゲットの出現率などのボリュームを表現することに適していません。

 

ターゲティングのフレームワーク&テンプレート③【パネル】

ターゲティングフレームワークテンプレートパネル

こちらは、パネル形式のフレームワークです。
調査報告書などでよく登場します。

ターゲットの位置関係が複雑な場合など、上下の一軸で整理しにくくなった時に活用するとスマートに表現できます。

上のサンプルでは二軸のテーブル上にターゲットの属性を記載したパネルを配置しています。
ターゲットの情報はすべてパネルの中に盛り込むことができ、パネルのそれぞれの位置関係を視覚的に表現することができます。

  • メリット
    ターゲットの位置関係をわかりやすく表現することができます。
    シンプルでグラフィカルな印象を与えるので、ターゲット構造が複雑な時などに話を単純化する際は威力を発揮します。
  • デメリット
    こちらはある程度専門的なジャンルで活用される事が多いため、誰に対してもわかりやすいというものではありません。
    プレゼンテーションの時にはドキュメントの見方を解説する必要があります。

 

ターゲティングのフレームワーク&テンプレート④【ブロック】

ターゲティングフレームワークテンプレートブロック

ブロックは、パネルを発展させたフレームワークです。
テーブルの軸は三軸です。
こちらも調査報告書などによく登場します。

書き方はパネルと同様ですが、軸の設定は少々慣れが必要です。
軸の設定がきれいにできると一目置かれます。

  • メリット
    複雑なターゲットの位置関係を表現することができ、インテリジェンスな印象を与えます。
    複雑な事をグラフィカルに表現できるので、こちらも話を単純化する際に活躍します。
  • デメリット
    こちらもプレゼンテーションの時には、ドキュメントの見方を解説する必要があります。

 

ターゲティングのフレームワーク&テンプレート⑤【マップ】

ターゲティングフレームワークテンプレートマップ

こちらはマップ形式のターゲティングテンプレートです。
調査報告書や媒体資料(メディアガイド)などによく登場します。
ターゲットの位置関係とボリュームを視覚的にわかりやすく表現することができます。

  • メリット
    ターゲット構造の全体像を、グラフィカルに表現できます。
    ターゲットのポジションとボリュームをまとめて表現できるところが便利です。
  • デメリット
    プレゼンテーションの時には軸の解説をする必要があります。

 

ターゲティングのフレームワーク&テンプレート⑥【サークル】 

ターゲティングフレームワークテンプレートサークル

こちらはプレゼンテーションのインパクトを重視したフレームワークです。
ドキュメントを一目見て、ターゲットの構造、位置関係、ボリュームを把握することができます。
サイネージなどでプレゼンテーションする時などに活躍します。
新商品発表会などのプレゼンテーションで活用されることが多いです。

  • メリット
    見やすい、わかりやすい、インパクトがあるということで、ショー型のプレゼンテーションに適しています。
  • デメリット
    視覚重視であるため、詳細な情報を盛り込むことに適していません。
    詳細な属性情報などは別ページでマトリクスなどを用いて補足する方法もあります。

ターゲティングのフレームワーク&テンプレート⑦【プロセス】

ターゲティングフレームワークテンプレートプロセス

こちらは営業戦略、販売戦略、プロモーション戦略の企画書などでよく活用されています。
BtoC、BtoBを問わず、ユーザーの購買行動をプロセス化し、そこでアプローチするべきターゲットを決定していきます。
サンプルでは上のプロセスはBtoC、下のプロセスはBtoBで記載しています。
また購買行動はDECAXとしています。

専門用語の解説

  • プロモーション
    認知獲得、集客、購買促進などを目的としたコミュニケーション活動で、広告宣伝、販売促進などがあります。
  • ナーチャリング
    顧客育成を意味し、見込顧客を購入するまで育成したり、既存顧客をリピーターに育成するなどの活動で、WEBやSNSのコンテンツマーケティングなどがあります。
  • オファーリング
    オファリングとも呼びます。コンサル業界用語で企業がユーザーに提供する総合的なサービスで、商品サービス、無料体験、クーポン、購入サポート、アフターサービスなどがあります。
  • クロージング
    販売活動や営業活動などでユーザーと契約を締結することを意味します。契約内容は商品サービスの購入、予約、会員登録、メルマガ登録、資料請求など多岐に及びます。
  • アップセル
    ユーザーの購入単価を向上させることです。
    リピーターなどの顕在顧客に対して、優待などで上位商品の購入を促し、顧客数を伸ばすことなく総売上額を向上させることです。
  • MA
    マーケティングオートメーション。
    マーケティング活動の自動化」のことです!
    つまり、マーケティングの各プロセスの活動を自動化・仕組化すること、また、それを実行するプラットフォームサービスのことです。
    セミナーに出席するとお礼メールが自動配信で送信されてきますがこのような作業をテクノロジーで自動化したものです。
  • SFA
    セールスフォースオートメーション。
    営業支援ツールを意味します。
    営業活動情報(顧客情報、案件情報、案件の進捗情報、案件への行動情報、他)など蓄積分析することができるソフトウェアです。
  • CRM
    カスタマーリレーションシップマネジメント。
    顧客関係管理を意味します。
    顧客情報、購入履歴、コミュニケーション履歴、商談や取引の進捗状況などをデジタルツールで管理しユーザーに対して適切なマーケティング施策を実施します。

こちらのフレームワークは、どのプロセスでターゲットをどのような方向に誘導していくかを表現することに適しています。
他のフレームワークと併用することで、より具体的にターゲティングの説明をすることができます。

  • メリット
    プロセス別にターゲティングの状況を説明することができ、営業、販売、プロモーションなどで、ターゲットをどう動かしていくかをアピールすることに適しています。
  • デメリット
    情報量が多くなるため、ショー型のプレゼンテーションには適していません。
    見せ方の工夫として、サマリーと詳細のようにドキュメントを分割して説明するなどの方法があります。

 

ターゲット分析のチェックポイント

最後に、ターゲット分析を実行する上で重要なチェックポイントを解説します。

ターゲット分析で扱う情報の正確性や鮮度は適切か?

ターゲット分析では、市場、業界、競合、ユーザー、テクノロジー、サービスなどの、さまざまな情報を活用することになります。
ここで、重要なチェックポイントとしてお伝えしたいことは、扱う情報の「正確性」と「鮮度」が、適切なものかどうかということです。

フレームワークを有効活用しても、そこで扱う情報やデータが、事実と乖離していたり、古い情報であったりした場合、考え出される仮説の価値がとても低いものになってしまいます。
特に、テクノロジーやサービス分野の情報は、情報の更新が速いので、注意が必要です。
話題のChatGPTも便利ですが、情報の正確性と情報の鮮度には課題もありますので、利用には注意が必要です。

ターゲット分析に取り組むときは、マーケティングの専門性と信頼性の高い情報源を活用するようにしましょう。

情報の正確性

  • 出典が明らかな情報を使用しましょう。
  • なるべく一次情報を使用しましょう。
  • 専門性が高く、信頼できる情報源から入手しましょう。

情報の鮮度

  • なるべく新しい情報を収集しましょう。
  • リリース後、1年以内の情報を使用しましょう。

専門家推奨の情報源

  • マーケメディア
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フレームワークの概要と使い方を解説し、
企業の事例でフレームワークの「使いこなし方」まで
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【まとめ】ターゲティングでマスターしておきたい7つのフレームワーク&テンプレート

ご紹介したとおり、ターゲット分析のフレームワークを活用することで、企画書などのアウトプットが見違えるほどカッコよくなります。
ぜひ、お試しください。

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